西の原プリティーズVS柏陵エイティーンズ親善記念試合レポート
<2008年3月8日土曜日 午後2時試合開始>
快晴の中、西の原プリティーズ設立記念、柏陵18‘S卒業記念の両方の記念を兼ねた親善試合が印西市西の原中学校で行われました。大勢の方のご協力のおかげで、ついに「夢の試合」が実現しました。坂本・三浦両先生の予告なしの登場など、大いに盛り上がった1日でした。

◆らーばんねっと三浦アナウンサー、西の原ソフトに挑戦!◆
この日は朝から千葉県中学選抜の練習&試合、記念試合のあとは西の原中学3年生の卒業記念親子試合とイベントが盛りだくさんで、地元のケーブルテレビ局のらーばんねっとさんが取材に来てくれました。
5年前に今のOG達がまだ中学の現役でやっていた時に取材をしていただいて以来です。三浦アナウンサーは当時のことを覚えていて、「10番の選手は、当時キャプテンをやっていた佐川さんですよね。」と話していました。
試合だけでなく、父母たちの関わりの様子も撮影したいということで、早朝からのオヤジによる外野ネット張りも収録されていました。
事前の打ち合わせの中で、ぜひ取材に来られる三浦さんたちも楽しんでいただきたいということになり、「三浦アナウンサー、西の原ソフトに挑戦!」コーナーをやろうということになりました。
三浦アナウンサーは野球経験者ということで、何やら自信がありそうでした。さて当日、元ウグイス嬢の岩渕母の「1番、ミウラ シン、らーばんねっと」というアナウンスに乗ってさっそうとバッターボックスへ。
構えといい、振りといい、さすが経験者です!写真で見る限りは、「カキーン、ホームラン!」という雰囲気ですが、見事な空振り三振でした。再挑戦をお待ちしております。また4月10日ころから放映予定の番組も待ち遠しいです。

午後1時40分、岩渕母のアナウンスのもとに、両チームの選手が一人ずつ背番号と名前を呼ばれ、チームメイトとハイタッチをしながらマウンドの横へ並んでいきます。西の原と柏陵の両チームに所属する村上玲奈選手は、両方のチームでの紹介を受けます。

両チームの選手が出そろったところで、ここからがサプライズです。
「さて、西の原プリティ−ズには本日監督をお呼びしております。ミスター三浦明久!」という司会の村上父の声と共に、三浦先生が校長室から登場します。大歓声の中、小走りで観客の中を通り抜け、西の原の選手とハイタッチ。続いて柏陵の選手ともハイタッチです。
「さて、このままでは西の原が有利になってしまいますので、柏陵チームにも監督をお呼びしました」と司会の声。「えっ?誰?まさか?」と柏陵の選手たちはザワザワし始めます。「うーん、予想通りの反応。この雰囲気を待ち望んでいたんだよ」と内心ワクワクしてどうしようもない司会の村上父でした。
「柏陵の監督をご紹介します。ミスター坂本繁!」と紹介すると、地鳴りのような歓声とキャーというような悲鳴にも似た選手たちの声。校長室から坂本先生が後ろ向きで両手を上げながら登場します。さすがエンターテイナーです!

大歓声の観客の中を通り抜け、未だに信じられないという表情の選手たちと歓喜のハイタッチをし、そのままの勢いで西の原の選手たちともハイタッチです。
「やりー、大成功!」とほくそ笑む村上父でした。

西の原は新チーム結成記念試合、柏陵は卒業記念試合、どちらも記念試合です。主審は白川父がわざわざ船橋からやってきて務めてくれました。
試合は鳥屋部のショートバウンドでフェンスを直撃する2塁打など、終始柏陵が優勢に進めていたのですが、最終回表に西の原が5点を取り追いつく粘りを見せました。このまま点が入らないと引き分けになるという7回裏、柏陵は2アウト2,3塁から、星友香子がセカンド横を破るサヨナラヒットで柏陵が勝利を収めました。

柏陵の選手集めには、今坂母が力を尽くしてくれました。当初9人集まるかどうかが不安だったのですが、10人集まることができました。試合ができる人数が揃ったときには、「やったー!」とメールでハイタッチをしました。また、ユニフォームのない柏陵チームに、ゼッケンを作ってくれました。
西の原は、OGの佐川父を通じて、選手たちの自主性を尊重して動いてもらいました。チーム結成のための会議を開き、朝練も行っていました。
さて、このサプライズが生まれたのは、近所の居酒屋さんで飲んでいたときに、西の原ソフトの西内父が思いついたことです。飲みニケーションは重要だと、この時ほど感じた時はありません。
3月8日は会場の都合などで決めた日程だったのですが、偶然この日が三浦先生、坂本先生とも近隣の四街道で試合をやっており、サプライズの実現が可能になりました。
この話を持ちかけたときには、まず三浦先生が「いいですよ、でも坂本先生は来ますかねえ?」という不安な口調でした。続いて坂本先生には何が何でも来てもらうという強い口調で、「ぜひ卒業記念試合の監督をやってください!」と言ったところ、「わかった」と了解を得ることができました。
当日は坂本先生のお迎えに、西内父と、同じく西の原の齊藤母(通称マキママ)に行ってもらいました。誰にも見つからないように、車を校舎裏から付け、忍者のようにすり足で、柱の陰に隠れながら校長室までたどり着きました。坂本先生は壁にへばりつくなど、まるで忍者のようでした。
澤口校長先生には、日頃から西の原ソフトボールにご理解とご協力をいただいているのですが、この日も校長室を快く解放していただきました。また、西の原中現役の父母と選手の皆さんにも、裏方として大変お世話になりました。そして、印西市ソフトボール協会の佐々木会長からは、個人的なお祝いとしてボールを寄贈していただきました。このように多くの方のご協力で、このイベントが成功することができ、本当にありがとうございました。

このようなことが、広くソフトボールに関わる人の輪を広げ、人と人とを結びつける、きっかけになってくれればいいなあと思っています。そして、また次の楽しいイベントが出来る日が来ることを楽しみにしています。
最後に、松延編集長が撮ってくれた、皆の生き生きとした表情が映っている写真をぜひご堪能ください。
たぶん当日最もいい思いをした、村上父でした。
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